785nm 近赤外励起顕微ラマン分光装置
近赤外励起 顕微ラマン分光の概要
- 顕微ラマン分光
- 分子構造を敏感に反映したラマンスペクトル情報を取得
in vivo 測定に適している
サブµmの分解能で測定が可能
欠点: 蛍光の妨害を受ける → 近赤外光を励起光に用いることで蛍光の妨害を回避 - 分子ラベリングによるタンパク質検出
- 近赤外ラマン散乱強度の大きなラベル分子を用い、タンパク質のラマン検出感度向上を図る (図1)
図1: 分子ラベリング
実験装置
Ti:Sapphireレーザーを用いることで、高出力、波長可変を実現
図2: 装置外観
図3: 装置図
分子ラベリング
Dabsyl基 (図4) でラベリングすることで、ウシ血清アルブミン(BSA)の検出感度は10倍向上.ラマンマッピングでコントラストよく存在分布が確認された. (図5)
図4: ラベル分子: 塩化Dabsyl
図5: ラマンマッピング